【Shadowverse】DMM版からSteam版への移行、備忘録
「シャドウバース」って、Steam版の方が動作軽いらしいじゃないですか。今ならパックも追加で貰える。で、今まで使ってたDMMGamePlayerから移行しようとしたんだけど「なんかうまく出来ない」っていう話を訊いて、実際自分もそうだったけど解決したので備忘録として。
環境はMacOSXだけど、アカウントの扱いとかはWindowsでも一緒なんじゃないかな。たぶんね。しらない。
では移行方法を、という前につらつらと無駄文書くので「いーからとっととやり方教えろ」な人は→まとめにジャンプ
あ、定型文ですが「この手法を用いて、お使いのPC/Mac、スマホ、シャドバetcに何らかの損害、データの消失等の不具合が起こっても責任は取れません。特にゲームのプレイデータを扱う関係上、誤った操作でそのデータが消失、或は復旧不可になり得るので『やるにしても慎重に』。もし消えても自己責任です。」
手順の再現性や、別手順での検証みたいなレスポンスは大歓迎ですが、『やりましたが、できません』のサポートをする気はないので、なんか訊くにしても、最低限、環境と手順ぐらい書けるよね。馬鹿じゃないんだから
【結局何が原因なのか】
エラーメッセージ*1にあるように、同じプレイデータのDMM版/Steam版が並存できない為に「アカウント連携」が出来ない事が原因と見ています。
尤もこの機能自体、字の通り「データ移行」ではなく「データ連携」で、実用としては「“据え置き端末”と“携帯端末”のプレイデータ共有機能」なんです。出先はスマホ、帰宅したらPCで、っていう用途。なので元々「DMM(PC)⇔Android(携帯)」は出来ても「DMM⇔Android⇔Steam」は出来ない。元々そういう仕様って事です。たぶん。嫌がらせとかじゃなくて。*2
「じゃあ、どうやってSteamに移るのさ」というので、試して詰まった手順が次の項。
【と、その前に用意するもの(MacOSX)】
- AppCleaner。諸々ごそっと消すのに便利
- DMMGamePlayer(既に入っているものとして)
- Steam(dmgを用意。まだインストールはしない)
- Android端末(持ってないのでエミュレータで代用しました*3)
- 複数のメールアドレス(一個でもいいけど、念のため)
- メモ(プレイヤー名と連携コードをメモ。無くてもいい。手書きでもいい)
【実際に移行しよう、で失敗した手順】
A1.「DMM版でデータ連携コード発行して、DMMのアプリ消して、Steam版に入れたら出来たよ」
→出来ない。先にSteamのアプリケーションをインストール(DMM/Steamのアプリが共存状態)していたから駄目なのか、と思ってAppCleanerで消してみても駄目。
DMM/Steamのアプリ内でシャドウバースのゲームをインストールしたから駄目なのか、とそれも入れたり消したり、再度DMM/Steamのアプリごと消してから入れ直したりしても駄目。どうやっても先の「他のPC版アカウントと連携しています」になる。
A2.「一旦DMMのデータをAndroid版に連携してから、Steamに移せば出来たよ」
→やっぱり駄目。まあ原因の項目で書いた通りなんですが、これデータが移ってるんじゃなくて連携してるだけなので「DMM(PC版)の登録」が消える訳でもなんでもない。
必要な手順は「DMM版からメインアカウントを退ける」です。
【では、移行してみよう】
実際に自分が移行に成功した際の手順を元に書いてます。たぶんまだ削れる要素はあると思いますが、追試は行っていませんのでご了承ください。
まず、DMM版のシャドウバースで「連携コードの発行」を行います。
この連携コードは“48時間以内なら何度発行しても同じ文字列*4”です。コードの記載されたメールにはプレイヤー名が記載されていないので、以降の手順を一つのメールアドレスで行うとたぶん混乱します。ですので、別のメールアドレスを取得して使い分けるか、メモ帳などに「このアカウントの連携コードはこれ」と書き写しておくのがベターです。自分は念のため、それら全てを行いました。便宜上、こちらを「メインアカウント」と呼称します。
次に、Android版で新規のプレイデータを作成し、こちらでも連携コードを発行します。こちらは「サブアカウント」と呼称します。
いよいよ本番。まず、Android版のシャドウバースにメインアカウントの連携コードを入力して上書きします*5。その後、DMM版のシャドウバースに「サブアカウントの連携コードを入力して上書き」します。
ここで、DMMGamePlayerからの操作で「シャドウバース」を削除し、更にAppCleanerを用いて「DMMGamePlayer」をアンインストールします。
これらが完了したら「Steam」をインストールし、Steam.appからシャドウバースをダウンロード。終わったら起動し、アカウント連携で「メインアカウントの連携コードを入力して上書き」します。
これで完了。
【簡易まとめ】
- Android版で新規垢を作って「連携コード」を発行
- DMM版の本垢でも「連携コード」を発行
- Android版に本垢、DMMに新規垢をそれぞれ連携させる
- 「DMMGamePlayer」を抹消
- 「Steam」アプリを入れて、シャドバをインストール
- Steam版に本垢の連携コードを入力
以上。(※上記の「Android版」は「iOS版」に置き換え可能だとは思いますが未検証。*6)
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仕様でスムーズな移行が出来ないのはアレだけど、その回避方法に副垢必須な所からして公式に移行方法のアナウンスはしないだろうなあ、とは。サイゲ的にはどれでであれプレイされればいいんだし。
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あ、当然といえば当然ですが、これ逆にSteamからDMMも出来るはずなので、共通ではないキャンペーンが来たら行き来すればいいんじゃないカナ
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そういえばデメリット書いてなかったけど、マルチゲーならいつものことだから別にいいよね。「DMMで課金した分はDMM版内でないと使えない」っていうアレ。
これよく「なんでだよ!」っていう声を訊くけど当然なんだよなあ。でも理解されない。どう例えるのが適切なんだろうね。同じタイトルのゲームを買うとしてもヨドバシのポイントをビックで使えないのと似てる…ようで違うよな。課金ポイントって先払い式だから余計に「なんで金払ってるのに使えないんだよ」ってなるのかな。そこ違う店だからね、っていう事なんだけど。
*1:全文「このゲームデータは他のPC版アカウントと連携しています。PC版アカウントと連携可能なゲームデータは1つのみです。」
*2:流石に元々DMM独占提供っていう構想じゃなかったとは思うので、他のプラットフォームに移る需要は想定出来たと思いますが、それ言い出すと大人の事情かなあ、とも。
*3:Androidエミュとしては「BlueStacks」「Genymotion」辺りが有名所? 一応両方試しました。ウチのOSX10.95ではBlueStacksは描画エラーでカードのコストやライフが確認出来ない事もあってマゾプレイが楽しめます。Genymotionは導入に手間取るが動作は良好な気がする。
*4:まず無いと思いますが、本垢を退けた後、48時間以内にどこにも連携しなかった場合、コードが変動してアカウント復旧が出来なくなりますね。
*5:たぶんこの手順が不要。一応実際に行った手順の覚え書きなので、そのまま記述。メインが消えてない事の確認にもなりますし。
*6:161229「諸般の事情」により、iOS版の連携機能が削除されましたので他プラットフォームと連携不可能に。詳しくは https://shadowverse.jp/news/important/news-0091 を参照